用語集

深セン

読み方
英 語
しんせん
Shenzhen

解説

中華人民共和国広東省に位置する副省級市。副省級市とは、重要な地方自治体の一種であるが、省と県の中間的な位置づけの行政単位である。深セン市は香港と接しており経済特区に指定されている。金融業において中心的な役割を持つ重要な都市であるが、元来は宝安県として主な産業に関しても農業・漁業などで一集落に過ぎず、わずか30年で人口30万人から1,400万人に成長している。特筆すべきは、ハイテク企業が多く集まるこの都市に対し、深セン政府も経済成長の促進に必要な政策を積極的に取り組んでいるため、近年では「イノベーション都市」として注目されている。具体的には、キャッシュレス社会・顔認証決済の実現、またはEV(電気自動車)の普及などが挙げられ「中国のシリコンバレー」とも呼ばれている。

使用例

深センには、優秀な人材・技術が集まっていることから、設計から製造・組み立て・検品・出荷までの工程が非常に高速でできる都市である。

関連語

  • イノベーション

監修者プロフィール
数年前、アジアのシリコンバレーと呼ばれる深センでは、日本企業が深セン企業を視察するブームが起こっていました。その時、私は同時通訳として、日本企業視察団の人たちと一緒に様々なスタートアップや起業事例に触れる機会に恵まれました。大手日系企業で働く中で、数々の企業の創新創業のパワーに感動して、深センに進出。現在は、IngDanアカデミー編集長として、深センを拠点に、中国パートナー企業の開拓・関係強化、調査やリサーチ、最新DX情報の発信を行っています。

聂 宏静(Nie Hongjing)
IngDanアカデミー編集長

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