IngDan Academyの活用メリットを解説

2021年8月28日

DX

コロナウイルスが世界中で猛威を振るう中で、対人・対面を主としたビジネスの弱点が露呈しました。

ウィズコロナの今日、オンライン窓口・オンライン打ち合わせ・AIチャットボットなど、IT技術を活用したサービスが急速に普及しています。IT利用のサービスは効率的なビジネス展開の可能性を秘めています。

窓口や打ち合わせのオンライン化は、移動時間の短縮・会議室などの利用コストの低減に、AIチャットボットはコールセンタースタッフの人員削減など、事業の効率化に役立ちます。

1.DXの重要性とIngDan Academyの活用メリット

IT技術の導入の際には、DXの考え方が重要です。

企業の中で、部分的にITを導入するのでなく、組織全体・企業風土・ビジネスモデル全体を複合的に変革するということです。

例えば、組織の末端、顧客との窓口部分をIT化しても、管理部門のIT化が進んでいなければ、情報共有の速度は変わりません。組織全体をIT化するDXの導入が最重要なのです。

IngDan Academyでは、組織単位・工場単位で実施した深センのDX事例を紹介しています。豊富な写真・映像コンテンツを提供しているので、テキストでは伝わりづらい情報も容易に知見することができます。

また、既存の事例に限らず、深センの最新DX情報についても豊富にお届けするため、他社に先駆けて情報を取得し、新たなビジネスモデルに活用することができます。

2.他社に先んじて最新情報を獲得する重要性

クラウド

IngDan Academyでは、中国のシリコンバレーと言われる深センの最も先進的な情報を提供しますが、その利点は下記のとおりです。

(1)他社に先行してターゲッティングが可能
最新情報を他社より早く取得することで、DX技術・ノウハウを求めている企業に対して最も早く営業をかけることができます。
例えば、電子製品生産大手のフォックスコン深セン工場は、アップルやDELLといった大手メーカーの電子製品生産を受注しています。

DXを導入した深セン工場では、生産現場での作業、品質検査などの自動化を実現しています。
結果として、人件費の削減や成果物の品質安定を名だたる企業にアピールすることができます。

(2)自社のブランディング化が可能
DXを導入することで、深センの工場はWEF(世界経済フォーラム)から「ライトハウス工場」として認定を受けています。
ライトハウス工場は、先進的な工場を認定、取り上げることで、他の工場にもDX化を促し、世界のモノづくりのレベルを底上げすることを目的にしています。

ライトハウス工場の認定が無かったとしても、DXの取り組みを進め、コストダウンや業務の効率化に取り組んでいることは、自社のブランディングに影響を与えるでしょう。

DX化によるブランディングの事例や効果についても、IngDan Academyのコンテンツから学ぶことができます。

(3)先行事例の改善点を活かす
先行事例に学ぶことは、DX化のメリットだけではありません。DX化は長期的な改善の効果は大きいですが、イニシャルコストがかかります。また、既存のシステムとの互換性の解消など、解決すべき点はあります。

先行事例を検証することで、自社でDX化を推進する際に注意すべき点を事前に把握し対策をとることができます。

3.IngDan Academyで最新のビジネスモデルを研究

IngDan Academyでは事例の研究のみならず、ビッグデータ活用・AI・5Gといった最新の技術を使用したビジネスモデルについてもコンテンツを提供しています。

日本で実用開始した技術が先行して実用化されている事例もあります。
しかし、日本では5G通信が普及し始めたばかりで、利用方法を模索中です。

対して深センでは、5G通信は全域に行き渡っており、実用化されています。
例えば医療分野では、救急車で搬送している最中、患者の病状、カメラの映像、応急処置の状況などを病院に送るシステムが始まっています。病院側では事前に患者の容態が分かるので、手術に必要な人員、薬品などを適切に準備することが可能です。

地下鉄でも5Gの利用は広まっており、新規開業した地下鉄では、5G通信を用いて全自動運転システムを実現させています。
全自動運転の安全保持のため、列車本体に総合検査システムを搭載、列車の状態をリアルタイムでモニタリングしながら運行しています。

日本で実用化が進んでおらず、深センで実用化が進んでいる分野を知ることで、日本の直近の未来を見通すことができます。未来予測に基づき事業計画を立案すれば、情報を持っていない他社と一線を画した提案ができます。

4.まとめ

コロナ渦で従来の対人・対面を主としたビジネスモデルに陰りがみえ、効率的なビジネス拡大のためにDXの導入が重要であることが分かりました。

IngDan Academyでは深センの最新DX事例を多数紹介しています。日本に浸透していないDX事例を学習することで、そのノウハウを他の企業に先んじて活用できます。

DXを中心とした新たなビジネスモデルを立ち上げれば、優先的なターゲッティング・自社のブランディング化が可能です。ビジネスDXを取り入れるため、IngDan Academyを利用して、最新のDXの事例を確認しましょう。

著者プロフィール
数年前、アジアのシリコンバレーと呼ばれる深センでは、日本企業が深セン企業を視察するブームが起こっていました。その時、私は同時通訳として、日本企業視察団の人たちと一緒に様々なスタートアップや起業事例に触れる機会に恵まれました。大手日系企業で働く中で、数々の企業の創新創業のパワーに感動して、深センに進出。現在は、IngDanアカデミー編集長として、深センを拠点に、中国パートナー企業の開拓・関係強化、調査やリサーチ、最新DX情報の発信を行っています。

聂 宏静(Nie Hongjing)
IngDanアカデミー編集長

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