IngDan Academyの活用方法と成功事例をご紹介

2021年8月27日

成功事例

日本政府もDXの推進を目指している現在、DXについての最新の事例を学習できるIngDanAcademyの活用価値は高いといえるでしょう。

IngDanAcademyで得られるのは、DXの先進地である深センでの最新のノウハウ、及び知見です。DXの発展途上である日本において、DXの先進事例を確認し、日本の新たなビジネスモデルに応用すれば計り知れないリターンが得られます。

IngDanAcademyで得られるノウハウ・知見、及びその活用方法についてご紹介します。

1.IngDan Academyで得られたノウハウの活用方法

IngDanAcademyで得られるノウハウは以下のとおりです。

(1)中国の事情に通じた学者・経営者・実務担当者がDX事例を解説
IngDanAcademyには、「中国版テスラ、NIOが開拓した「ユーザー中心」のビジネスモデルとは?創業者 李斌(William Li)氏の経歴からその成功の鍵を探る!」

というコンテンツがあります。

中国版テスラと呼ばれるNIOの創業者自身が登壇・講演するもので、NIOが成功した要因を経営者本人が語るコンテンツです。
日本も電気自動車の普及に舵をとる中、中国で成功している先進事業のマインドを学ぶことができます。

(2)日中起業家のオンライン対談によるビジネスの方向性、長期戦略のヒント
日中の起業家を招聘し、オンラインで対談する様子を提供します。
起業家の対談は多様な話題に飛び火するのが常です。
過去、現在のビジネスを対象に会話した次の場面では未来を描く話をします。
過去、現在の話題からビジネスの方向性を、未来の話題から長期戦略のヒントを受け取ることができます。

(3)DXケーススタディで既存の事業へのデジタル活用ノウハウの獲得
DXは事業や規模により、適しているデジタルサービスが異なります。
深センを中心とした中国で供用されているDX事例を確認することで、既存の事業に対して最適なデジタルサービスは何か、デジタルサービスを導入する障壁は何か、ノウハウを学ぶことができます。

(4)日中間workshopによる新たな方向性の発見
セミナー・パネルディスカッション・フォーラムなど、日中間でリアルな交流の場を設けます。
経営者が抱えている悩み、疑問点を間近で聞き、また意見を述べることで、他の経営者が持つ視点を共有できます。
同じ悩みを解消した参加者の話を聞くことで、即効性のある解決策を得られる可能性もあります。

2.IngDan Academyの知見で得られる成功事例

事例

IngDanAcademyで得られる知見は以下のとおりです。

(1)深セン式DXイノベーションの事例学習
深センでは、DXによるイノベーションの事例が多くあります。
例えば、紙幣のデジタル化がその一つです。深センでは一般市民向けにデジタル人民元の配布実験が行われています。
紙幣のデジタル化には、発行コストの低減・納税の手続きの簡略化・偽札対策など、様々なメリットがあります。

参考:デジタル人民元の実験
https://apparel-web.com/pickup/238783

一方で、デジタル紙幣用の端末設置や銀行側のシステム変更など、導入するうえでの弊害もあります。先行したDX事例を読み解くことで、導入するうえでの障壁や、自社の参入可能性がある事業などを事前に確認し、長期戦略に活かすことができます。

(2)中国イノベーション企業の現在の市場動向紹介
ファーウェイ、シャオミ、OPPOといった中国のスマートフォンメーカーの日本における存在感は毎年大きくなっています。
スマートフォンに限らず、中国においてイノベーションを起こしている企業は日本の経済活動に大きな影響を与えます。

ファーウェイを例にすると、スマートフォン事業では下火になりましたが、ICT事業での技術力を生かして、EV事業への参入を検討しています。今後、EV事業は日本でも大きな市場に成長します。中国のイノベーション企業の動向を注視し、長期戦略に活かすことは重要です。
IngDanAcademyでは、イノベーションを起こしている企業の動向を紹介し、その知見を提供します。

参考:日本経済新聞「ファーウェイ、EV事業に参入検討」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM266JO0W1A220C2000000/

(3)深センでのデジタル生活の紹介
企業だけでなく、DXは一般の生活にも変革を起こします。
深センの地下鉄では、地下鉄の全自動化の取り組みが行われています。完全な無人化により、ヒューマンエラーの減少、運転士の減少による人員コストの減などが期待されます。

全市で5G通信が可能な深センでは、交通インフラのほか、観光や医療など、幅広い分野でDXによる生活の質の向上が見込まれます。DXにより、どのように生活に変化が生じるのか、生活の変化によりどのようなビジネスチャンスが生まれるのかを知ることは重要です。

参考:深センでのデジタル生活事例
https://www.shenzhen-fan.com/news-2020-11-05-sz-metro-will-start-self-driving-train-from-2021/

(4)未来トレンド予測による事業計画の再構築
経営の未来を思い描くうえで、トレンド予測は不可欠です。
科学技術や社会のトレンドは日進月歩、進化しているため、常に最新の情報を取得し、事業計画を再構築する必要があります。IngDanAcademyでは、各界専門家による未来トレンド予測を行い、事業計画の構築に必要な将来の知見を得ることができます。

3.まとめ

IngDanAcademyでは、DX先進地域である深センにおけるDX先進事例を発信します。
DX先進事例を確認することで、DXに関する基礎・応用可能な知識を得ることができます。
また、中国のイノベーション企業で活躍する第一線のイノベーターの講演を聞き、workshopにより意見交換をすることも可能です。

長期的なビジネスの戦略を考えるのに、事例研究は欠かせません。IngDanAcademyのオンラインサービスを活用して、企業の未来像を描いてみましょう。

著者プロフィール
数年前、アジアのシリコンバレーと呼ばれる深センでは、日本企業が深セン企業を視察するブームが起こっていました。その時、私は同時通訳として、日本企業視察団の人たちと一緒に様々なスタートアップや起業事例に触れる機会に恵まれました。大手日系企業で働く中で、数々の企業の創新創業のパワーに感動して、深センに進出。現在は、IngDanアカデミー編集長として、深センを拠点に、中国パートナー企業の開拓・関係強化、調査やリサーチ、最新DX情報の発信を行っています。

聂 宏静(Nie Hongjing)
IngDanアカデミー編集長

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